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身近な食べ物の力を借りる、いざという時のお手当て


体の力を引き出すのも、食べものの力です。
いざという時のお手当て方イメージイラスト

美咲ちゃん
美咲ちゃん
チエおばあちゃんの孫。
子どもが生まれてからは、自分や子どもの健康が気になりだした26歳。 おばあちゃんとはとっても仲良し。

チエおばあちゃん
チエおばあちゃん
美咲ちゃんのおばあちゃん。
薬や栄養学なんてない時代を生きてきたので、昔ながらの知恵をたくさん持っている。実は最先端?
孫娘 「ゴホゴホッ、ゴホゴホッ」
おばあちゃん 「おやおや、風邪かい?」
孫娘 「そうみたい。ちょっと薬を買いにいってくるね」
おばあちゃん 「最近はすぐ薬を飲むのねえ」
孫娘 「でも、飲まないと治らないでしょ?」
おばあちゃん 「薬で治すのもひとつの方法だけど、体の力を高めるのも方法のひとつよ」
孫娘 「体の力?」
おばあちゃん 「お腹が痛いときや怪我をしたとき手を当てるでしょ。それが本来の「手当て」。 体の力を引き出そうとすることなのよ」
孫娘 「へ〜、人間には自分で病気を治す力があるってことね」
おばあちゃん 「難しいことはわからないけど、昔から伝えられてきた手当てはそういったものが多いわねえ」
孫娘 「じゃあ、どうしよう。ゴホゴホッ」
おばあちゃん 「生姜湯でも飲んで、体を温めて寝ときなさい」

体を温めるチャンピオン生姜を使ったシップ
風邪をひいたとき、お母さんやおばあちゃんから生姜湯を飲まされた経験は多くの方があるでしょう。冷え性のページでご紹介した生姜紅茶もそうですが、生姜ほど体を温めてくれるものはありません。その生姜は、昔から湿布のような使い方もされてきました。絞り汁を入れたお湯でタオルを絞り、肩や腰に当てます。血行不良を生姜が温めほぐしてくれるのです。 生姜シップイメージイラスト
熱を吸い取ってくれる里芋のパスター
生姜の湿布は、体をポカポカさせる、いわば温湿布です。では、打ち身などで患部が熱を持って腫れているとき、昔の人はどうしたのでしょうか。意外に思うかもしれませんが、里芋を使います。すりおろしたペースト状の里芋をガーゼにくるんで体にあてがいます。熱や腫れをとる効果は、明治時代に出版された本でも紹介されているほど。古くから活躍していた知恵ですね。 里芋のパスターイメージイラスト

女性にうれしい大根干葉の腰湯
婦人病や腰痛に昔からよく行われてきたのが、腰湯です。全身浴とちがうのは、体の一部だけを温め、その部分に血液を集中させるのが目的だからです。腰だけつけて、足をお湯に入れないのはそのためです。なかでもよく知られているのは大根の干葉を使った腰湯。大根の葉には、ビタミンA、Cと、ごく少量の精油が含まれていて、保温性の浴料として親しまれてきました。塩の殺菌効果と大根干葉の成分で、婦人病もなんのその!ですね。
大根干葉の腰湯イメージイラスト
スープにするとさらに効果的な玄米
玄米の栄養価は白米の及ぶところではありません。最近では健康食品としての玄米は市民権を得たようですが、玄米の力をより発揮させるのが玄心(黒炒り
玄米スープ)です。食欲がないときや疲れたときの滋養強壮として、また解熱作用もあるので風邪のときにも重宝します。塩加減などは細心の注意を持ってていねいにしてください。大事なことは、やはり心を込めて作ることなのです。
玄米のスープイメージイラスト



梅醤番茶生姜のシップ里芋パスター大根干葉の腰湯黒煎り玄米スープ

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